
プロカメラマンが教える
上手に子どもを撮影するコツ
子どものかわいい写真を撮りたいけれど、いつもイマイチ...。でも何が原因かわからない。そんな悩めるママたちにプロのカメラマンが上手な撮影のいろはを伝授!スマホのカメラでも十分に活用できるから参考にしてみましょう!
明るく撮影したいからといってフラッシュを焚くのはNG。背景が暗くなったり、ぼやけてしまう原因に。部屋で明るく撮影するにはできる限り窓際に寄って自然光を利用しましょう。室内の雰囲気も活かせて自然な仕上が……
いつもカメラのアングルがママの視線の高さからになっていませんか?カメラを子どもと同じ目線まで下げたり、いつもより高くしたりすると写真が変わってきます。また、思い切って顔のアップや足元・手元などパーツに……
子どもが遊んでる途中や何かに集中している時に声をかけてあげると、かわいい笑顔でママの方向を向いてくれるはず。そのチャンスを逃さずにシャッターを押しましょう。またパパと一緒に遊んでいる時も焦らずにゆっく……
F値とは、絞りの開き具合を数値化したもの。F値が小さいと光をたくさん取り込み、シャッタースピードが早くなるので背景がボケてふんわりと優しい印象に。逆に大きくすると、全体がくっきりと写ります。
スマホでズームをすると粗い印象の写真になりますよね。一眼レフ&ミラーレスなら画像を光学的に拡大するからキレイにズームができます。学芸会など、子どもと離れている時に便利!
シャッタースピードを早く設定すると被写体がブレずに写真が撮れるから、運動会やスポーツにおすすめ。逆にシャッタースピードを遅くすれば、光を多く採り込むから夜景もキレイに写ります。
・後ろ姿もキュートに撮影着物姿だからこそ後ろ姿も素敵に撮れます。ひとりで歩いているシーンや手を繋いで歩くシーンも絵になりますよね。
着物姿だからこそ後ろ姿も素敵に撮れます。ひとりで歩いているシーンや手を繋いで歩くシーンも絵になりますよね。
着物の柄に光が飛んで真っ白になったり、子どもが眩しい顔にならないように、直接日光に当たらない場所で撮影するとベター。
本殿や鳥居を背景にする場合は、少し離れて子どもをカメラの近くに配置するとバランスの良い写真に。建物のすぐ前に立つと背景が収まらず場所が分からなくなるので注意しましょう。
自然体を引き出すためには、まずは一緒に遊んだりして子どもの緊張をほぐしてあげましょう。またF値をできるだけ小さくして背景を大きくぼかすのもポイント。集合写真の場合はF値を大きくするとみんなの顔にピント……
室内のパーティーや夜の撮影ではどうしても暗い写真になりがちです。カメラの明るさ機能を活用すると、暗かった部分を明るく補正してくれるのでとても便利。
テンションが上がった子どもは走り回ったり、目まぐるしく表情が変わりますよね。そんな時は何枚も撮影できる連写モードがおすすめ。どんな瞬間も見逃さずにとっておきの1枚が撮れるはず!
料理は自然光を利用するとおいしそうに撮れるんです。お料理にグッと寄ってみたり、真上から撮ってみたり楽しもう。品数が多い時はメインを決めて周りを囲むように配置すれば写真が映えます
ハロウィンではインテリアや小物のかわいいアイテムがいっぱい!少し暗めに撮影することで雰囲気を活かすことができます。手ブレを防ぐなら、シャッタースピードを早くしてみましょう。
ハロウィンは小物の宝庫。子どもと一緒に撮影すればいつもと違った雰囲気のかわいい写真が撮れるはず。また、子どもとお菓子を作って、一生懸命な姿を撮影するのもいいですね。
今回紹介したテクニックを使えば、より一層素敵な思い出を残せそうですよね。最後に、何よりも子どもと一緒に楽しんで撮影することを意識しましょう。自分の子どもを一番かわいく撮影できるのはパパとママです。
フリーカメラマン
奥野由記さん
こども写真館で勤務後に商業写真スタジオに入社。現在は大阪を拠点にフリーカメラマンとして活躍中。子どもの撮影あもちろん、グルメや旅行など様々なシーンの撮影をこなす。
https://okuno-yuki.tumblr.com