フリマアプリを使うと確定申告が必要？

メルカリなどのフリマアプリユーザーも、確定申告が必要になることがあります。「始めたばかりだし...」「それほど売ってないし」という方も、決して無 関係なことではありません

確定申告とは、毎年2月16日～3月15日に行われているもので、前年の1月1日～12月31日までの利益を計算して申告します。これによって納める税金の額がわかるのです。サラリーマンなど会社から給与をもらっ……

ただし、給与を得ている人でも申告が必要な場合があります。それは、給与以外に所得があること。ここでいう所得というのは、経費などを引いた残りの部分。つまり「利益」のことです。もちろん、生活用動産の場合は課……

では、給与を得ていない専業主婦や学生はどうすれば良いのでしょうか。結論から言えば、雑所得が38万円を超えたら確定申告をすることになります。1年間で38万円以上の所得があると「所得税」の課税対象になりま……

課税されるもの・課税されないものの見分け方

多くのユーザーは、不用品をお金に変えようと思って出品しているため、自宅にある不用品や中古品が目立ちますよね。フリマアプリでうるということは、自分の持ち物を他の人に譲る行為、つまり「譲渡」と言えます。例……

●課税されるもの

貴金属や宝石、書画、骨董などで、1個または1組の価格が30万円を超えるものの譲渡による所得は課税されます。例えば、自宅にあった壺を50万円で売ったならば、それは課税対象になるということです。

●課税されないもの

国税庁の「譲渡所得の対象となる資産と課税方法」を見てみると、所得税の課税されない譲渡所得の項目があります。ここには「生活用動産の譲渡による所得」とあり、「家具、じゅう器、通学用の自転車、衣服などの生活……

●メルカリを使う事業者は申告の必要あり

メルカリを通して商品を売っている事業者の場合は、上記のような生活用動産を売るのとは異なるため、課税の対象となります。国税庁のホームページでは、「事業者」とは個人事業者と法人といい、「事業として」とは対……

どんなものが経費になるの？

フリマアプリで売った時のお金は「売上」なので、利益ではありません。利益は、売り上げから経費を引いたもので、課税対象はあくまで「利益」となります。つまり、ハンドメイド商品で仮に売り上げが2000円あった……

また、地域のフリーマーケットのようなレシートが出ない場所で買う時など、経費になるような出金でも領収書がもらえないこともあります。その場合は、出金伝票を起こせばOKです。100均などでも売っているので、……

出金伝票に書くことは、以下の4つです。

■日付／■金額／■取引先／■取引内容（何にお金を使ったのか）

ただし、出金伝票は個人が自分で書くものなので、あまり多用してしまうのはNG。領収書やレシートなどを保管しておくのが一番良いので、お金を使った時は必ずもらうようにしましょう。

確定申告の仕方を知っておこう！

所得を計算した結果、確定申告が必要となれば、国税庁の用紙を印刷したり、ネット上(e-tax）で申告しましょう。市役所や税務署でも受け付けています。対面での受付ならわからないことを教えてもらえるので、申……

また確定申告には、「青色申告」と「白色申告」があります。青色申告の場合には、最高65万円の特別控除があり、赤字が3年間繰り越せます。ただし、事前申請や帳簿付けが必要なため、手間が少し増えてしまうのがデ……

「申告しなくてもバレない」という意見もありますが、メルカリやフリマアプリのユーザーが多くなってきている以上、無視できない市場であるのは間違いないと思います。

しかも、マイナンバー制度もあり個人情報が把握しやすくなっています。もし申告をしないと、脱税ということになってしまいます。納税は国民の義務ですので、怠ってはいけません。最初から申告をして、払うものはきち……

確定申告は複雑な内容になることもあるので、少しでもわからないことがあれば、近くの税務署に問い合わせるなど対処していくことが大切ですね。