いざという時の備えに!防災のススメ
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いざという時の備えに!

防災のススメ

自然災害が多い昨今、防災意識は高まっているものの「防災グッズは何から揃えればいいの?」と準備の方法がわからない方も多いのではないのでしょうか。そこで今回は、防災アドバイザーが推奨する防災グッズや備蓄品のポイントをわかりやすくご紹介します!

防災リュックはコンパクトに

非常用のリュックを準備する際には「背負った時に走れる重さ」にすることが重要です。たとえば家族4人×3日分の飲食物を詰め込むと15キロを超えるため、行動が制限されて避難が遅れる危険性があります。重たい水……

家族全員が利用するグッズを詰めた「マスターリュック」と、それぞれの食料や着替えなどを詰めた「サブリュック」に分けて用意するのもよいでしょう。

ハザードマップやラジオは必須アイテム

メガネや持病の薬などの「個別用品」や避難所で入手できない必須アイテムがある場合は必ず余分にスペアを入れておきましょう。また、情報収集に役立つハザードマップやラジオ、応急手当の用品などは必須のアイテムで……

さらにポイントはリュックをパンパンにせず、1箇所はポケットを開けておくこと。そうすることで家を出る直前に貴重品を放り込めるようになります。

備蓄品は大型バッグに入れて準備しよう

電気・ガス・水道などのライフラインが停止した自宅で生活する状況、また自宅に被害が生じて避難所での生活をする場合を想定して、食料品・日用品の備蓄、ライフラインを代替する道具を準備し、大型のバッグやキャリ……

飲料水と食料品を準備する際は使い捨ての食器も追加します。防災専用の食料は高価なため、賞味期限の長いものを多めに買い、なくなる前に買い足す「日常備蓄」がおすすめです。

ライフライン停止対策も要チェック

ライフラインが止まってしまったらトイレが使えない可能性があるので、非常用トイレを準備しておきましょう。特にマンションなどで生活する場合は重要です。日用品としては、タオルや着替え、床に敷くエアマット・毛……

また季節によって準備を変えるのも大切で、夏場であれば熱中症対策のスポーツ飲料の粉や速乾タオル、冬場であれば防寒着や使い捨てカイロなどを準備しましょう。

寝室に準備しておく防災セットリスト

夜間に災害が起こった場合に備えて、寝室にも防災セットを準備しておくことがおすすめです。防災アドバイザーが実際に枕元に準備しているグッズを参考に、最低限の防災セットをチェックしましょう!

・必ず準備するもの

□小型の懐中電灯□簡易スリッパ□手袋(軍手)□笛(ホイッスル)□収納するポーチ

・人によって準備するもの

□予備のメガネなど□予備の薬など

・できれば準備するもの

□靴(スニーカーなど)□ヘルメット・防災ずきん□バールやハンマーなどの脱出道具ß

ソナエルワークス代表 備え・防災アドバイザー
髙荷智也さん

「自分と家族が死なないための防災対策」のポイントをロジックで解説するフリーの専門家。大地震や浸水害などの災害対策から、感染症パンデミックの備えまで、堅い防災をやわらかく伝える。分かりやすく実践的なアドバイスに定評があり、講演・執
筆・コンサルティング・メディア出演など実績多数。1982年、静岡県生まれ。公式サイト「備える.jp(https://sonaeru.jp/)」
https://sonaeru.jp/