
知っておくと安心!
大人のテーブルマナー〜和食編〜
接待や会食など、フォーマルな機会でいただく和食。会席料理ともなると、身構えてしまう人も多いのではないでしょうか?そこで、上座・下座のルールや器の扱い方をはじめ、懐石料理と懐石料理の違いをご紹介します。マナーを押さえて、スマートに食事を楽しみましょう。
和室の席順において、床の間側、床の間がない部屋では出入り口に遠い席が「上座」、出入り口に近い席が「下座」です。着席した後に、上座に座るべき人が入室した際は、食事が始まっていなければ席を譲りましょう。
左右にして割ると隣の人のひじに当たってしまう恐れがあります。割り箸を横にして中央部分を持ち、ひざ上で上下に開くように割りましょう。そのまま使いはじめずに、一度箸置きに戻すのができる大人のマナーです。
お椀が右側にあるものは右手で右に、左側にあるものは左手で左に裏返して置きます。お椀や小鉢などを持って食べる時は両手で取り上げ、親指を軽く器の縁に添えると上品に見えます。食べ終わったら元通りふたをしまし……
「懐石料理」は茶席で濃茶の前に出す簡素な料理のこと。一方、「会席料理」とは、料亭や旅館などで提供される酒宴向きの料理のことを指します。基本構成はどちらも一汁三菜ですが、ごはんと汁が懐石料理の場合は食事……
少しずつ料理が盛り付けられた前菜。お通し、先付とも呼びます。
すまし仕立ての汁物で、胃腸を整える役割も。
メインの一つ。お造り、向う付けとも呼びます。
切り身や尾頭付きの魚やエビなどを焼いたもの。
野菜や魚の盛り合わせがふた付きの椀で出される。
一般的には野菜や魚の天ぷら盛り合わせが出てくる。
かぶら蒸しや茶碗蒸しが代表的。
料理の最後に出され、口の中をさっぱりさせる効果がある。
留椀(止め椀)が出てきたら「残りはデザートだけ」という合図。
果物やシャーベットなどのデザートと温かいお茶が出てきてフィニッシュ。
会席料理の合間に楽しむ日本酒には、魚介や魚卵の生臭さを消す作用があります。淡白な料理には生酒や吟醸酒、油っこい料理には味の濃いお酒がおすすめです。燗酒は温度が高くなるにつれて辛さが増すので注意しましょ……
1.最初はおだやかに、徐々に勢いよく泡立てる。そのとき、グラスは傾けずに垂直で注ぐのがポイント!2.泡が沈んで水位が下がるのを見計らって、泡を持ち上げる感覚でゆっくり注ぎます。3.泡がグラスから少し出……
A.カウンターの場合は「手でどうぞ」と言われることもあります。しかし、改まった席では箸で食べるのがベター。
A.出されたお寿司はすぐに食べるのがベスト。ネタやシャリの温度管理に気を使っている職人さんも多いので、ネタが乾いてしまわないうちにいただきましょう。
A.醤油はネタ側に少しつけるのが◎。シャリにつけると崩れやすくなってしまうのでやめましょう。軍艦の場合は、海苔部分につけます。狩りに醤油をつけてネタに塗ってもOKです。
A.寿司は一口で食べるのがマナー。大きすぎて一口で食べられない時は、シャリの量を調整してもらうように頼みましょう。